ツール・ド・フランス2019で学ぶ歴史地理 第2回 南フランス・ニーム(Nîmes)


ツール・ド・フランス2019 休息日あけの第16ステージを勝利したのはロット・スーダルのカレブ・ユアン(Caleb Ewan)

今ツール2勝目となるユアンはオーストラリア出身、韓国人とのハーフです、身長が僕の身長と同じ165cmとなんか親近感がわきますね。

第16ステージの舞台はニーム(Nîmes)。ニームをスタートしてニームに帰ってくる177kmのコースです。
ニームの歴史はすごく古くて古代ローマ時代からの都市だそうです。いまもローマ時代の水道橋ポン・デュ・ガール(Pont du Gard)や円形劇場など観光名所が数多く残っています。

世界遺産「ポン・デュ・ガール」

世界遺産にも登録されているポン・デュ・ガール(Pont du Gard)はガルドン川に架かる3層の水道橋。ユゼス(Uzès)からニームへ水を運ぶため紀元前19年頃にローマ帝国初代皇帝アウグストゥスの腹心アグリッパの命令で架けられたと考えられています。

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デニムの語源となった都市

実はニームはデニム(Denime)の語源となった都市。

ニームではもともと綿織物が盛んで、この土地で作られた生地は Serge de Nimes(セルジュドゥニーム=ニームの綾織)と呼ばれていました
このSerge de Nimes(セルジュドゥニーム)はイタリアのジェノバから海外に輸出されますが、ジェノバの船乗りたちはこの織物でズボンを作り履き始めます。これがジーンズの始まりといわれています。デニム生地を着た人たちは昔から南フランスやイタリアにはいたんですね。

ちなみにこのジーンズは19世紀にアメリカのリーバイ・ストラウス社が作業用スボンとして製造を開始しますが、生地は、イギリス・マンチェスターで作られた帆布が使われたということです。

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