ツール・ド・フランス2019で学ぶ歴史地理 第1回 南フランス・フォワ(FOIX)


ツールドフランスを通じてフランスの地理と歴史を学んじゃおうという企画第一弾
第一回は南フランスのフォワ・プラットダルビです。

サイモン・イエーツがステージ優勝を飾った2019年 15ステージ
この15ステージのゴール地点が、フォワ・プラットダルビ(Foix Prat d’Albis)です。

フォワ・プラットダルビ(Foix Prat d’Albis)

フォア・プラットダルビとは、スペインとの国境に近いアリエージュ県(Ariège)のフォワ(FOIX)に近いプラットダルビ(Prat d’Albis)という台地のことです。Prat d’Albisは海抜1,211m、その地名の意味はPrat d’Albis= 白い木々が生える牧草地という意味のようです。ツールではお馴染みですが頂上付近にトランシーバ(アンテナ?)があります。

この台地の麓にあたるフォア(FOIX) はアリエージュ県の県庁所在地で中世の建物が多く、観光の中心地。11~15世紀はフォア伯爵の領地で居城 フォワ城(château de Foix)が今も残っています。

カタリ派とフォワ(Foix)

10世紀半ばごろから、南フランスでは カタリ派といわれるキリスト教の民衆運動が盛んになりました。カタリ派の教えは異端とされたため、ローマ教皇は、カタリ派を征伐をよびかけます。これに応じた北フランスの諸侯が十字軍を結成(アルビジョア十字軍)します。

こうして十字軍は南フランスに攻め込みカタリ派を弾圧していきますが、フォワ伯爵はカタリ派を保護し、十字軍に参加したシモン・ド・モンフォールの攻撃を何度も防いだといわれています。

この戦いは20年に亘り続き、独自の文化をもっていた南フランスは荒廃したといわれています。
それでも南仏にはいまだにその名残が残っているんですね。

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